音楽は世界共通言語。でも、その言葉に甘えてない?

練馬区氷川台・桜台でピアノとチェンバロ教室主宰
チェンバロ奏者・ピアニストの水野直子です。
ご来訪、ありがとうございます。

 

4月から数年ぶりに
毎週土曜日は、東大大学院の過去問を解いて、
翻訳の勉強をしていました。
 
 
音楽は、世界共通語、といわれることもありますが、
職業が音楽家となると、
それだけでは終われませんよね。
 

 
 
例えば、「フォルテ」ひとつをとっても、「音が大きい」というバカのひとつ覚えで演奏している人なんて、きっともう、今はいないでしょ?
 
 
イタリアでは「フォルテ」は、
例えば
コーヒーの味が強い時にも使うし、


心の芯が強い、っていう時にも使います。
また、ユーモアたっぷりのセンスある人にも、親しみをこめて「フォルテ」と形容します。
 
 
こうしたことは、
音楽を出発点にしてイタリア語に触れるようになった私にとって、
語学としてはもちろん、心に響いたし、
そして音楽語法としても、再考させられたことでした。
 
 

時々、
「音楽は世界共通語だから、
レッスンで語学ができなくても、
なんとなくわかるからいいの!」
 


 
 
「イタリア人には片言でも、
音楽用語で少しは通じるから、便利でいいよね」
なんていわれることもあるけど…


その考えは、プロになる人は問題だと思うの。
 

これは実際に、私も留学先で見てきたことだけど、 
レッスンで、先生の言ってることが理解できてないと、
せっかくのアドバイスも、
間違って受け取るし、
それが続くと、先生も見放してしまう。

 

でも留学していると
練習メインになって
語学が後回しになるのも事実。

 

また、会話はできていても
本は読めない、
もちろん文章も書けない、ということもあったりする。
 
 
私は自分のそんなところに危機感を感じて、
帰国後にもう一度、勉強を始めたのですが

そうしたら
外国語を勉強しているはずなのに、
翻訳するにつれ、
今度は自分の母語の語彙の低さ、
文章の稚拙さに、恥ずかしさを覚えはじめました。
 

ご存知のかたもいらっしゃるので、もう、こちらでも暴露しますが、
実は私は4年前に
東大大学院を受験して、
学科はオールAで通過し、

 
残るは最後の面接、という段階で
落とされてしまった、という経験を持つ、ちょっと残念な子です(汗)


 
 
まぁ、
今思うと、あのまま本当に
東大に行っていたら、
結婚もしていなかっただろうし、
演奏したくて始めた勉強なのに
その演奏はそっちのけで、
きっと図書館に通いづめだったろうし、

その上、
演奏できないことに
フラストレーションを抱えて
500円ハゲをいくつも作ってたと思います(ハゲは、実話)。

  証拠として小さく載せちゃう
 

さて。

 

今年の英語は残りあと二回。
今期も、結構楽しく実りある勉強ができました。
 
 
内容は、音楽と全く関係のないものばかりを解いていましたが、
英語を通して、社会情勢や、思想、他分野の学問などを知ることができて、面白かったなぁ。
 
 
これって、自分の教室理念である
「生徒たちに、ピアノをメディウムにして、他の分野と接点をもてるように」
というコンセプトと合致しますね。
 
そして
今年も自分の引き出しを
もっと増やしていきたいな、と思っています!
 
 

今年は48歳。体力あるうちに、ロマン派でやり残した曲も弾きたいですね。人生、あっという間。

 

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