講師:水野直子 プロフィール
福岡県北九州市出身。
子供の頃の「将来はピアノの先生になりたい」という夢を持ち続け、大学在籍時からピアノレッスンを行う。指導歴は30年。2020年8月より練馬区桜台に現在のスタジオをオープン。
特にバロックと古典音楽の演奏・指導に高い評価があり、子どものレッスンの他にピアノ指導者向けのセミナー講師として全国で活動中。バッハコンクール全国大会、日本クラシック音楽コンクール審査員。
プライベートでは、愛犬チワワのいっちゃん(いちごちゃん)を溺愛中。
2023年12月24日は、妹分の、さくらちゃんも仲間入り。
趣味はヨガ、料理、ガーデニング。
講師ご挨拶
水野直子ピアノ・チェンバロアカデミーは、イタリアから帰国後、2010年11月に練馬区氷川台で開講し、2020年8月より現在の位置へと移転しました。
レッスンルームは22畳の完全防音、24時間換気システムを導入し、快適なレッスン空間を保つよう管理しております。
開講当初は、地域のピアノ教室として、練馬区桜台、氷川台、平和台、早宮、北町、桜川の子供さんを指導してきました。
3歳だった生徒さんが、大学生になり、そして社会人となり・・・と、生徒さんの成長を眩しく感じながら、卒室していく後ろ姿を見送ってきました。
その一方で、バロック音楽専門のピアノレスナーとして、ピアノ講師様向けのレッスンや指導法セミナー、若き専門家の育成に力を入れ、近年はコンクールのバロック曲専門の審査員としてお声がけいただいています。(年間700名近いお子さんの演奏に、お一人ずつ講評を書かせていただいております)
イタリア留学から帰国して15年間、演奏活動と並行しながらピアノ講師として充実した日々を送っていましたが、50歳を過ぎた頃、これまでのペースでレッスンを続けることに難しさを感じてきました。
数年かけて出した答えは
「今通われていらっしゃる生徒さんを一番に大切にすること=新規募集を積極的に行わない」
「必ず来る別れの際に『ここで習えてよかった』と思ってくれる教室にすること」
そのためには
「私自身が時間も心も余裕のあるタイムスケジュールを組むこと」
というものでした。
このことから、2023年より「習い事」としてのお子さまの新規のレッスン募集は終了させていただき、現在は水野の専門であるバロック音楽を中心に、ピアノコンクール・留学対策・大人の方向けのレッスン(専門家・愛好家の両方)を展開しております。
バロック音楽の繊細な表現や、歴史的背景など、多角的な視点から音楽を学びたい方、ピアノ講師の方はもちろん、バッハをもう一度弾きたくなった大人の方のお役に立てると幸いです。
教室概要
代表者 | 水野 直子 |
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所在地 | 練馬区桜台六丁目 (最寄駅:有楽町線・副都心線氷川台駅 | 西武線練馬駅・桜台駅) |
電話番号 | 03-6914-9682(ご連絡はメールでお願いいたします) |
アクセス | ・有楽町線・副都心線 氷川台下車 徒歩12分 池袋から4駅 新宿三丁目より副都心線で3駅(急行、普通乗り換え) ・西武線桜台駅 徒歩13分 ・練馬駅下車 徒歩15分(タクシーでお越しの際は練馬駅がおすすめです) |
連絡先 | m.pianoacademy@gmail.com |
設立 | 2010年11月 |
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ピアノ指導者の方へ
水野直子ピアノ・チェンバロ教室では、ピアノとチェンバロを同時に使いながら、バロックの知識を深めることができます。
楽譜の読み方、指導法などもどうぞご相談ください。
バロックとは「丸さに欠陥のある真珠」を意味したもので、もとは工芸的な世界の言葉でした。
それが19世紀末になって、軽蔑的な意味から、独立した価値を持つ単語として使われます。
実際に、歪んだ真珠も歪んでいるからこそ、様々な光の陰影をおこし、作品に特別な風味を与えるのです。
- 本来、強弱がつかないとされるチェンバロが、こうした陰影をどのように表現したのだろう
- ピアノで弾くバッハとチェンバロで弾くバッハには、奏法の違いはあるのだろう
このような疑問を持たれた方は少なくないはずです。
こうした疑問は、楽譜に特別に支持されていない、バロック時代の習慣を解読することで、解決していきます。
音楽を愛し、ピアノを愛する皆さまのお役に立てれば幸いです。
詳細はピアノ指導者の方へをご覧ください。
プロフィール詳細
クラヴィコード・チェンバロ・フォルテピアノ・ピアノ奏者。
福岡県北九州市出身。
武蔵野音楽大学器楽科ピアノ専攻卒業、同大学院修了。卒業演奏会をはじめ、これまで多くの演奏会に出演。国内の数々のコンクール優勝、入賞。
大学院修了後古楽器の演奏に興味を持ち渡伊。2002年ミラノ市立音楽院古楽科(チェンバロ)へ入学、2008年同音楽院修士課程(フォルテピアノ)を最高点、栄誉付き首席で修了。
また在伊中、トレント州アーラのピッツィーニ宮殿内楽器博物館でオリジナル楽器の演奏法の研鑽を積む。
ミラノのサン・ロレンツォ、 サン・マルコ、サン・マウリツィオ教会をはじめ、スフォルツェスコ城、モデナ宮、ヴェネツィア、ウルビーノなどイタリア各地で多くのソロ及び室内楽のコンサートに出演し、2007年はイタリア放送局Rai Uno、Skyで収録、3度にわたり放映された。
2008年にはクレモナ音楽祭に招聘、チェンバロとフォルテピアノを使ったオールD.スカルラッティのコンサートはイタリアラジオ局 Rai Treにて収録、放送された。ヴェネツィア、ジョルジョ・チーニ財団奨学生。
これまでにピアノを堺康馬、ベラ・シキ、 故エレーナ・アシュケナージ、故エリザベト・トゥーシャ、チェンバロを故ラウラ・アルヴィーニ、故エミリア・ファディーニ、エンリコ・バイアーノ、フォルテピアノをアンドレア・ディ・レンツォ、ジョス・ファン・インマゼール、 マルコルム・ビルソン、イタリア17・8世紀の室内楽をマーラ・ガラッシー、ジャンニ・デ・ローザ、ガエタ―ノ・ナジッロ、パオロ・リッツィ、パヴェル・シュタイデル、通奏低音をアントーニオ・フリジェー、ルネサンス理論をディエーゴ・フラテッリの各氏に師事。
ヴィチェンツァ国立音楽大学大学院にて音楽修辞学と音楽図像学を研究。
セミナー・演奏・研究等実績(2009年以降)
- ピアノ指導者向けセミナー 『装飾の美』
- ピアノ指導者向けセミナー 『魅力がいっぱい バロック白楽譜』
- ピアノ指導者向けセミナー 『バロックの装飾音に親しもう』
- ピアノ指導者向けセミナー 『バロックの精神』
- 久保田チェンバロ工房楽器見学会
- 横浜そごう ルドゥーテ展 チェンバロ奏者
- 北とぴあ国際音楽祭2010 通訳・翻訳
- 東京室内歌劇場 オペラ《カリスト》 通奏低音コレペティ、字幕担当
- カンパニータンク取材
- 2012年〜2024年 教室発表会 計15回
- バッハコンクール全国大会、日本クラシック音楽コンクール審査員
- 装飾音実践講座 2013年から2024年まで 長期講座 計8回
プロデュース
- 2009 水野直子 リサイタル(東京)
- 2010 水野直子 リサイタル(東京)
- 2012 イタリアのヴィルトゥオーゾたち(東京)
- 2013 イタリアのヴィルトゥオーゾたちII(東京)
- 2015 ムーサたちの語らい(東京)
- 2017 VANITAS、花咲く庭園(東京)
- 2018 花咲く庭園II(東京・奈良/東大寺)
- 2019 ひなまつりコンサート(東京)
- 2021 J. S. バッハ《インヴェンション》全曲リサイタル(2月)、夏の宵コンサート(7月)、バッハとスカルラッティ(11月)
- 2025 ひなまつりコンサート(北九州 3/2)、ソロリサイタル(秋頃)
論文
- 『ラヴェル作曲 「夜のガスパール」についての一考察-和音分析とともに-』1997、東京
- 『J. J. クヴァンツの「フルート奏法」における速度表記について』2007、イタリア
- 『C. チェルニー著 「ピアノ奏法Op.500」より、ペダルについての一考察-ベートーヴェン、シューベルト、ウェーヴァーの作品より-』2008、イタリア
- 『ヴェネツィアにおける奏楽天使の機能についての一考察 —ジョヴァンニ・ベッリーニの《サン・ジョッベ祭壇画》を中心に—』 2016、東京
資格
- 中学校・高等学校教諭一種免許状(音楽)取得
- 心理カウンセラー資格取得