バッハが残した運指を試そう
先日オンラインでチェンバロのレッスンをさせていただいていた方が、とんでもなく手の形が美しくなっていかれるので、嬉しくなってレッスン中にウルウル。
チェンバロでは3、4、5の指を中心に考えながら、指を鍵盤となるべく平行に動かしていくのですが、この動作が美しいと、音も美しくなるのです。
ピアノも、美しい音を出すためにはバタバタする指では美しい音は出ないので、ここはピアノでもチェンバロでも同じですよね。
さらにショパンは3の指を中心に手首を使って、10度、11度と音程の広いを連続した跳躍をしながら和声を組み上げているので実はバロック奏法と同じく、手首も縦揺れはNG。横揺れが大事ですよ。
そこで今日は、この運指の概念がギュッと詰まった楽譜を紹介します。
バッハ《ウィルヘルム・フリーデマンのための音楽帖》です。
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インスタのリールにまとめたので、こちらも是非ご覧ください。
そうなのね
さて、よくバッハはどの出版社を使ったら良いですか、と尋ねられますが、私はベーレンライター版です。
運指が載っているもの、載っていないものがあるので、もし他の出版社のもので運指が載っている楽譜をお持ちであれば、新しく購入される際は運指なしでも良いのではないかと思います。
夏休み、おすすめ本☆
磯山先生の『J. S. バッハ』バッハも読んでみてね。
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