ラモー メヌエット ミニ解説
今日は
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ラモーのメヌエット
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について書きたいと思います。
この曲は、どこかのコンクールで
課題曲になっているのかな?
と思うくらい
最近お問い合わせが多いです。
なかでも特に
疑問として投げかけられるのは
ーーーーーー
版によってアーティキュレーションの付け方が全然違う
ーーーーーー
というお悩みです。
あぁ〜。
「版によって違う」は
バロックあるあるだよね〜汗
ということで・・・
それならば
ラモーがが示した楽譜を探してみよう、
から始めてみると、
ある程度の謎が解けますよ。
このリサーチが
「古楽奏者」としての生きる道。
えっへん。任せて!
さて問題のラモーの楽譜は、
プレ・インヴェンション
https://amzn.to/4g6pibb
バロック小品集1
などに収められています。
アーティキュレーションが
版によって揃っていない原因・・・
それは
/
オリジナルに
アーティキュレーションがないために
校訂者がつけている
\
ことが原因なの。
ここまで、OK?
では、ここでオリジナルを
ご覧いただきましょう!
ジャーン!
いきなり、題名も違う。
本当の題名は
《ロンドーのメヌエット》
右の音符の連なりと
バスの音価が揃っているのは
アーティキュレーションへの大きなヒントにもなります。
加えて、この楽譜には
ラモー自ら記した指番号もありますよね。
この指番号を使うと、
上記の2冊の
ヘンテコなアーティキュレーションが
排除されるところも出てきます。
さらに、6から7小節にかけて
バス声部に
ヘミオラが起こっていることが見えてくると思います。
詳しくはインスタライブで
話しているので
お時間ありましたら、ご覧くださいね。