脳科学の勉強をしてきました
チェンバロ・ピアノ奏者 水野直子です。
ご訪問ありがとうございます。
ピアノは脳に良い
といわれて記憶に新しいですが、
指導者によって、
そして
お母さんがどの教室を選ぶかによって
お子様のピアノの実力は良くも悪くもなる、
というのは
悲しいかな、事実です。
今、どこの教室ブログを見ても
「ピアノは脳に良い」「東大生の半分はピアノを習っていた」という記事を見ます。
でもそのなかで、
実際に
東大で勉強した先生はいらっしゃるのか、
はたまた受験時に
東大へ行くほどの学力や努力をした先生は本当にいらっしゃるのかな?
と、厳しいかもしれませんが、
私はそうした文章を読むたびに
気持ちがモヤモヤしていました。
「ピアノの先生」と一言で言っても
音大までの道のりや
どんな勉強をしてきたのか、
どんな音楽人生を歩んできたのかで
その先生の音楽性はもちろん、技術的なこと、そしてピアノのレッスンも変わってきます。
そして
いい大学を出たからといって
教えるのが上手いのか、というのは別問題です。
だから、そのことを真摯に受け止めているピアノ講師は
指導法をすごく勉強します。
(私のレッスンにお越しになっている指導者の方は
時間を削って勉強されています。本当に頭が下がります!)
最近は、ピアノレッスンの他に
コミュニケーション術(コーチングやアドラー心理学など)を学んで
レッスンを円滑に運ぼう、という講師も増えました。
現代は、昭和のように、根性論だけでは
生徒は育たなくなったので、
私もこれはとっても大切だと思っています。
ですが、私は「ピアノの先生」たるやピアノが弾けなくちゃあ、
「ピアノの先生です」と名乗ってはいけないと思います。
それに自分が弾けないと、
どんなに指導法を勉強しても、
指導はできない、とも思っています。
これを踏まえた上で、話を元に戻しますが、
本当に
ピアノを通して脳を鍛えたいのであれば
その方法を
きちんと脳科学に基づいて勉強した先生につくことが
必要じゃないだろうか、
と思ったのです。
それで私は数年前から少しずつ勉強をしてきました。
昨日も一日勉強をして、
「ピアノを弾くと脳が育つ」(ピアノを弾けば自然と脳が育つ、とでもいいましょうか)ということと、
「脳科学に基づき
ピアノを使って脳を育てるための方法」は全く別問題だ、ということを
4時間、みっちり実演指導の勉強をして感じました。
そしてこれからは
未就学児童さんへのアプローチの仕方を
もっと効果的に、
そして充実させていきたいと、改めて思いました。
さて、今からは別の顔。
チェンバロでバッハのフランス組曲を練習です!