ハノンの練習法
私の教室の大人の方は、ハノンをやっていない人はほぼ、いない、と言えると思います。
でも、その中には昔、「私はもうハノンはしたくない」、と言っていた方もいらっしゃいました。
私は、したくないならしなくて良い、と思っている、ちょっと変わったピアノ講師なので、もちろん「やらなくて良いですよ」とお答えしていました。
それにどうやらその方は、子どもの頃に習っていたハノンやチェルニーに対して、嫌な思い出がある様子が言葉の端々にありましたから、それを知っているのにハノンを強制するのは酷というもの。
(大人のピアノ再開組には、過去のピアノレッスンの思い出が色々と複雑に交錯しているものなので、その辺はとても気を使います。)
ところが数年経ったある日、「先生やはり、ハノンってした方がいいですか」との質問をされました。
話を聞くと、ご自身のテクニックに限界を感じているから、ハノンを試しにやってみようか、と思ったそうです。
そこで、水野のおすすめの勉強方法をお伝えし、「今お伝えしたことで、好きなことから始めてください」と、練習方はお任せしました。
しかし次のレッスンでは「ハノンってすごいですね!」と目を輝かして入室されたのです。
よかった、よかった!
ハノンの練習法の一つを、インスタにアップしています。
よかったら参考にされてくださいね。