調律と調整の問題
オルガンを演奏される方から
「Youtubeにあるギエルミの演奏するパスクイーニのカッコウ、オリジナルの楽譜と調整が違うんですけど、この楽譜に他のヴァージョンがあるのか、直子さんご存知ですか」
という質問をいただきました。
パスクイーニのカッコウは、私もチェンバロでよく弾く曲です。
原調はシャープ３つのホ長調。
でもギエルミ先生はシャープ一つのト長調で弾いている、と。
Youtubeを見てみると確かに。
それでギエルミ先生に、直接お尋ねすることにしました。
そうすると、オルガンのミーントーンの調律では、イ長調は良くないので、ト長調やヘ長調に移調して弾いているいる、ということでした。
でもチェンバロではイ長調で演奏するようにね、というアドバイスも。
そっかぁ。とっても勉強になりました。
ところで、先生の演奏に、鳥の鳴き声が入っていて、とっても可愛い！
この鳴き声も、オルガンが持っている機能だそうです。
チェンバロとオルガンのイメージの違いに驚いた水野でした。
