ピアノ教室の選びかた 1

練馬区氷川台・桜台でピアノとチェンバロ教室主宰
チェンバロ奏者・ピアニストの水野直子です。
ご来訪、ありがとうございます。

 

今年の夏は10月まで夏日が続いて、その間に台風などの自然災害も起こり、なかなか気持ちが落ち着かなかったかと思います。皆さんのお家やご実家は大丈夫ですか。

私の実家(福岡)は、少し被害があって、家の一部を修理しなければならなかったのですが、今は綺麗に治っているので、一安心です。

 

さて、やっと涼しくなって、芸術の秋到来です。

 

運動会やバザーが終わった園児のお母さまがたから、来年春からピアノを始めたい、というお子さんのお問い合わせがくる季節になりました。

当教室は、見学という制度は設けておらず、その代わりに、体験レッスンの前に、お電話でヒアリングをしています。

 

このヒアリングがとても好評で、1時間以上お話しすることもあります(本当は2時間話したいくらいです)。

 

20年以上ピアノ講師をしていますが、「ピアノ教室の選び方がわからない」「自分の子どもにどこが合うのかわからない」「私は習わせたいけど、主人(や祖父・祖母など)と相談しなければ」など、様々な悩みを聞きいています。

 

そこで思い切って、「ピアノの選び方」について書いていくことにしました。

 

皆さんは、我が子のピアノ教室を選ぶ際、どんなアクションを起こしますか?

 

「縁があれば、どこでも」という感覚もあるでしょうが、縁は自分から探さなければ、舞い降りてきません。言い換えれば、縁は探していなければ、見落としてしまうのです。

 

ピアノ教室には、大きく分けて、「大手の音楽教室」と「個人の教室」の2つがあります。

 

「大手の音楽教室」にはYAMAHAやKAWAIなどがすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。YAMAHAやKAWAIでは、独自に開発したカリキュラム(楽譜、指導法)でレッスンします。ほとんどはグループレッスンから。私も最初はKAWAIのグループレッスンから始めたのですが、その当時は8人ほどのグループで、オルガンをパスパス弾いていましたよ。

 

対して「個人の教室」は、ピアノを教える先生が一人で教室を運営しているところです。レッスン初日から、講師と生徒のマンツーマンのレッスンが受けられます。教材は、講師の得意なものや、子供の個性に合わせて選んでいきます。

 

もし、お母さまがピアノを習っていたことがあれば、なんとなくイメージがつくかな、と思いますが、ピアノのレッスンは、文部科学省が出している学習指導要領のようなカリキュラムがあるわけではないので、個人教室の指導法は講師に一任されています。

 

また、日本では、ピアノ講師になるための資格が国家資格として存在していないので、究極の話、趣味で、ある程度ピアノが弾けたら、誰でも教えられる世界だったりもします。(逆にプロ顔負け、という人もごく少数ですが、いらっしゃいますが、その話はここでは一旦置いておきます)

 

では、音大出ていたら誰でもピアノが教えられるのか、と言うと、それがそうでもないんです。

 

ピアノ講師には、

  • ピアノを弾くスキル
  • ピアノを教えるスキル
  • 生徒と親とのコミュニケーションのスキル
  • 教材研究への探究心
  • 演奏の自己研鑽
  • 教室経営のノウハウ
  • 時間管理術 …etc.

会社の中であれば、数人で分担して、プロジェクトを進行させるような能力の全てが求められます。

 

もし、お母さまが、

  • 子どもが楽しければそれでいい
  • 音大に行く必要なんてない
  • 近くていい
  • 安い方がいい

という気持ちでいたら、ちょっと危険かも。

 

なぜ危険なのか、これから不定期になるかと思いますが、少しずつ書いていきたいと思います。

 

 

 

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2020年秋 教室は桜台でリニューアルオープンします

詳しくはこちらでご紹介しています

 

子供さんは練馬区氷川台、平和台、桜台、早宮、光が丘、北町、和光市、文京区、葛飾区、豊島区、千川から、
大人の方・ピアノ指導者の方はひばりヶ丘、葛飾区、世田谷区、豊洲、千葉市、宇都宮、那須塩原、大阪、愛媛県松山市、福岡市、静岡市、横浜市、鎌倉、仙台市、秋田県よりお越しいただいております。