学年最高点で 最優秀賞受賞 & 全国大会へ
チェンバロ・ピアノ奏者 水野直子です。
今日パソコンを開けると嬉しい報告が♪
この夏、セカンドレッスンとして
チェンバロで
バッハの平均律のレッスンを担当した生徒さんが
来月、全国大会があるコンクールへの切符を手に入れたという報告を受けました。
しかも学年最高点で、最優秀賞も受賞されたとのこと!
おめでとうございます!!
進学校で勉強も頑張っている方が
音楽でもしっかりと形を残している、という現実が
ここに、こうしてある、ということに
とても嬉しく思います。
もはや今は、
ピアノだけを弾いていてもダメ、
という時代です。
ボーダーレスな現代で
一歩も二歩も先へ行くためには
多方面からのアプローチが必要な時代です。
今日はノーベル賞の医学生理学賞に
京都大名誉教授の本庶佑氏の受賞が発表されましたが、
その記者会見で
若者へ一言お願いします、
という問いに
「教科書に書いていることを信じない。常になぜか、不思議だな、と思う心を大切にしてください」とお答えされていたのが印象的でした。
音楽も同じだと思います。
ピアノのない時代の曲を弾くときには
本来の楽器ではどんな風になるのだろう、
ヘンレ版、ベーレンライター版とあるけれど
オリジナルの手原稿ではどうなっているんだろう・・・
楽譜に関しては、正直言って、そこまで掘り下げていってほしいですし
音楽以外では
当時の文学作品を読み、
その頃の思想に触れたり
絵画を見て
美しいと感じるだけでなく、
構図やその意味などを調べてみてください。
日本の文化にはない、
隠された秘密がたくさん出てきます。
私は、こうした音以外のものを知ることで
音楽について、違う角度から
もう一度考えることができ
その結果、演奏はもっともっと魅力的になる、と思っています。
今日は
頑張っている生徒さんの姿を見て
私自身も
「〈先生〉と呼ばれる人ほど、愚かである」
という言葉を胸に刻んで
精進していかねば!
と改めて思いました。
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