11/3 「読譜ができて当たりまえ」の基礎を作る
体験レッスン前のヒアリングで
「どんなレッスンを望みますか」という質問を
保護者の方に投げかけることがあります。
多くの方は「楽しく」という言葉が出てきますが
その「楽しく」というのは
どういう楽しさなのか、考えてみたことはありますか?
自分が好きなように弾いていることが楽しい、とするならば、それは違うかな。
なぜなら、ピアノは日常生活にはない動きをするので
独学で弾けるようになる、というのはまずないからです。
必ずつまづきます。
だから「わーい、音が出る、たのし〜」には
必ず限界が来るのです。
そして、真の意味で楽しい、というのは、
弾けなかった曲が弾けるようになること、だということに気づいて欲しい。
この楽しさや喜びは、ピアノを習ったことのある保護者の方なら、誰しもが感じてきたことだと思います。
そして、始まりがあれば終わりがある、ということで
ピアノから卒業する日もやってくるでしょう。
その時の、ピアノレッスンを
難しくなってきて弾けなくなったから
という理由でピアノとサヨナラした経験を持っている大人もいるかもしれません。(いえ、意外と多いと思います)
その原因の最たるものは、
「読譜」でしょうね。
読譜に問題がある人は
- 音譜をすらすら読めない
- 音譜とリズムが合わない
という、ピアノではなく、音楽全般に関わる
基礎中の基礎の部分にに問題を抱えています。
小さいうちは、ドなら、他の音符と違って
横線引いてその上に丸、とか
ドーナツの丸、というような声かけで覚え、
さらにその周辺のレミファソくらいなら
読めるようになっていたとしても
それ以外の音で・・例えば第3線から上の部分に
音が埋もれていると
お手上げ〜、
またはもう一度ドから順番に数えないとわからない、で
あーめんどくさい、やーめた、となる子も少なからず出でくるわけです。
でも、そんな無駄な時間を過ごさせない勉強法があるんですね。
それが、プレリーディングです。
プレリーディングには、5線はなく、
音の高低差のみが記されています。
これが幼児のピアノレッスンに、とても良い。
読譜に悩んでいる方、ご相談ください。
ちょっとした自慢・・・ですが、
当教室には楽譜の読めない子供さんは、
誰一人おりません。
ピアノは楽譜が読めて当たり前のことかと思っていたのですが、
どうやら読譜につまづいている人、って多いようです。
これはピアノを弾く前の、基礎の基礎。
長く続けるためには最初が肝心なのです。