『花咲く庭園 II 〜神と人の物語〜』東京公演 終演しました
チェンバロ・ピアノ奏者 水野直子です。
7/26(木) 『花咲く庭園 II 〜神と人の物語〜』東京公演が無事終演いたしました。
コンサートの数日前まで
記録的な暑さが観測されていました。
お越しくださる皆さまの体調は大丈夫だろうか、と、とても心配していました。
実際は、台風の影響で当日は過ごしやすくなり、
胸をなでおろしました。
それでも暑いことには変わりありません。
また今回は平日開催となりましたために
お仕事を早退してお越しくださった方、
九州、愛媛、栃木、神奈川、埼玉、と
飛行機や新幹線を乗り継いでお越しくださった方もおられたたとお聞きしています。
お越しくださった方、応援くださった方、全ての方に感謝申し上げます。
今回の公演を、簡単に振り返ります。
演奏会前に、久保田チェンバロ工房さんにて指弾させていただきました。
当日も搬入から調律、ステージマネージャーとしても支えていただきました。
リハーサルです。
バリトン立花敏弘さんと。
ソプラノ高橋薫子さんとのデュエットのお写真も。
開演5分前。楽屋裏にて。
終演後。
お越しくださった皆様からは
「薫子さんが かわいかった」
「立花さんのトークが、おもしろくて」
とのお声をはじめ、たくさんの感想をお寄せいただいております。
私もチェンバロから見上げる薫子さんの
「クレオパトラです…♡」と
ヘンデルでお話しくださった可愛らしいしぐに悶絶しました。
また
「昔、ロックをしていまして、裏声で歌っていたこともあります。でも今回は地声で」
など、
演奏前にお話くださる立花さんの話術に、会場からも思わぬ反応をいただいたり…
バロックの「即興性」が会話にも繋がり、
まさに『バロック的』夕べとなったのを、
私自身が体験させていただきました。
バロックのゆるみや流動性そして緊張が、
場の雰囲気、息をするタイミングで
どんどんと変化していく様は、
まさに「時間芸術」だからこそ表現できるもので、
「時間芸術」という消えてはなくなる現象が、
しかし心の中では生き続ける、という
究極の対峙に身を置ける喜びを噛み締めるとともに、
その体験をくださる皆さまへ、
私の心は感謝の気持ちであふれています。
本公演は、
8/12 奈良の大仏さまで有名な東大寺本坊でも、演奏させていただきます。
チケットのお申し込み、お問い合わせは
東大寺 本坊音楽の調べのサイト
https://ynls.work/form/todaiji/details/#a009
へお願いいたします。
皆様のお越しを
心よりお待ちしております。