バロックにも色々なスタイルがあります
バッハが好き、でもいざ弾くと緊張する
これはよく聞く言葉です。
でもね、気持ちもわかるんですよね。
なぜなら自分もそうだったし、
今でも、バッハを弾くときは、
背筋が伸びる、というか襟を正す、
というような感覚を持たされます。
どんなに勉強しても、やはり奥深く、難しいのです。
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よく、「インヴェンションが弾きたい」ということで
お問い合わせくださるのですが、
インヴェンションは、難しいです。
真の意味で、インヴェンションを理解したい、
と思ったら
インヴェンション以外の曲も弾かれることをお勧めします。
バッハも、インヴェンションを作曲する前には
バッハ自身もそれまでに多くのさまざまな曲を学んできたし、
またインヴェンションに至るまでに
数多くの曲を作曲しています。
そうした勉強や実験を経て
余計なものを削ぎ落としたり
加えたりしたものが
インヴェンションなのです。
水野がお勧めするのは、
インヴェンションと同じくらいの技術力で学べる
『小プレリュードとフーガ』
『ウィルヘルム・フリーデマンのための音楽帳』です。
そのほかに、
バッハにちょっと疲れたな、と感じた時には
バッハの息子たち、長男フリーデマンや次男エマニエルの曲もいいです。
彼らの曲は、
バッハほどほど舞曲にこだわってはおらず
ピアノの作曲法も取り入れているため
メロディーが柔らかいものが多いので
弾きやすいかと思います。
ヤマハから出ている
バロック小品集1 と 2 など、楽しいと思いますよ。
よかったら是非。