去年起こった大惨事1

練馬区・板橋区・豊島区 水野直子ピアノ教室のブログへようこそ。
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チェンバロ・ピアノ奏者 水野直子です。

ご訪問ありがとうございます。
 

 

 

今日は、メルマガで発行した記事を

写真入りでこちらでご紹介します。

ピアノの先生にとっては重い記事になります。

その上で読まれてください。

本文

今日は、私の悪夢の出来事をお話しさせてください。

私と同じ悪夢が

先生方に、

もし万が一起こってしまった場合・・・

・・・本当は起こってはいけないことですが・・・

同じように悩んでほしくないので

書きたいと思います。

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私のスタジオにはピアノの他に

クラヴィコード、
チェンバロ、
フォルテピアノが

一台ずつあります。

狭いスタジオに入りきれない楽器は、

まだイタリアに

残したままになっているものもあります。

大切な、大切な

自分の分身とも言える楽器たちです。

その楽器の1台に、去年

予想もしていなかった事件が起こりました。

スタジオに置いているフォルテピアノに

虫がわき、

キリで穴を開けたような穴ぼこが、

次から次へと空いてしまったのです。

その被害はというと

ピアノの足とピアノの本体を接合している部分の被害が一番多く、

その次にペダル、

そして鍵盤へと広がっていきました。

このフォルテピアノはイタリアで作ったもので

2013年の2月に日本に空輸で搬入しました。

モデルは1814年ごろの

ヨハン・フリッツというモデルで、

世界にも数台しかありません。

お金を一生懸命工面して、

ようやく注文し、

注文後、5年を待って出来上がった楽器です。

そんな大切な楽器に

次の年の夏ごろ、

つまり2014年の夏ごろ、

正面に

小さな穴が空いているのに気がつきます。

その頃の私は

論文を書いたり、

試験の準備が忙しくて、

ピアノを弾く時間がほとんどありませんでした。

どこに行くにも

何をするにも

本と一緒です。

歩きながら単語を覚える、二宮金次郎さん状態。

化粧なんかする暇はないし、

学校へ行く時は

風邪やインフルエンザの対策に

マスクと帽子とリュックで移動をしていました。

神経が音楽へ全く動いていない状態でしたから

穴を見ても

なんとな〜くいやな予感はしつつも

「もともと空いていたのよ」

と無理に自分に思い込ませて、

毎日せっせと、本を読んでは文章を書いていました。

でも、これがいけなかった。

2015年の春、

1つだった穴が、

4つほど増えました。

そこで「おかしいよね、やっぱり!!!」と思い、

チェンバロやヴァイオリン製作家のお友達に電話をしました。

どの製作家も、

「虫だと思う」

というのですが、

「聞いたことがないけど、古いピアノは穴だらけだよ」

「虫が開けた穴の開いた木をわざと使って、楽器を作る人もいるから大丈夫よ」

と言う答えが返ってきました。

ピアノ防虫剤もご紹介くださいました。

でも、どれも

「これ以上被害が広がったら、どうしよう!!」
「響板に穴が空いたら、この楽器はもう終わりだ!!」

という気持ちと擦りあいません。

そしてバイオリン製作家は

「これがヴァイオリンで起こったら、破棄するしかない」

と絶望的なことを言います。

でも

「鍵盤楽器の事は、わからないから、とりあえず、虫のスプレー買ってみて」

と言われたので

薬局で、ゴキジェット的なものを買って、

プシューとかけてみました。

その後は、

全く被害がなかったので、

これでおさまったのかな、

という気持ちで過ごしましたが・・・

しかし2016年の夏。。。

これまでの予想をはるかに超えた

穴が一夜にして開き、

そしてあろうことか

虫の死骸が転がっている!!!!!!!!!

写真の虫の死骸が、一晩で何匹も転がっているんです。

ここから、

もうごまかせない、

そして

命が縮む思いが始まります。

でも、解決はしましたので、
ご安心ください。

長くなったので、
解決するまでの道のりは、
次回書きます。

先生方の楽器には、

絶対に起こってほしくない事件です。

バロックのこととは関係ありませんが、

やっとお話できる気持ちになりましたので、

書かせていただきたいと思います。

そして

是非、最後まで読んでいただきたいです。

続きます。

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