おててにゾウさんが
レッスンを始める前に
ご挨拶をして
椅子に座って、手を置いた生徒ちゃんのおててに
何か書いてあるぞ?
老眼なのでね・・小さいと見えないのです^^;
ただいま指づくり強化中の生徒ちゃんのために
お母さんが
骨が凹まないように
ゾウさんの顔を書いてくれたんだって。
ナイスアイデアだな〜!
ピアノを弾く筋肉は、日常生活では使わないところばかり・・
ピアノが進んでくると
「昔は簡単に弾けていたのに、最近難しくなったなぁ」と感じる時期が誰しも出てきます。
例えば小学6年生が小学1年生の問題を解くのはとても簡単です。
でも小学6年生が
その時期に学ぶ必要のある
まだ知らない問題を解くのは結構難しいことです。
ピアノも同じ道順をたどります。
はじめの頃はすぐにできていたことも
その人の能力と課題が同レベルになったときに
難しさを感じ始めます。
その時、人がその問題にどう対処しようとするかというと
大抵の場合、今ある能力【だけ】を使って
とりあえず完成させようとします。
この「とりあえず」が曲者でして、
それが「悪い癖」につながります。
これは子供でも大人でも同じことがいえます。
近年、大人の方が水野の教室に通い始めて
「弾きやすくなった!」と
雲が晴れたような顔でお話になるのは
自己流で弾いていたり
問題解決をしてくれるレッスンが受けられなかったことが原因です。
でも、通われている間は
「上手くなる道」しかありませんから
安心してついてきてくださいね!
正しい道具の使い方は知識と訓練の繰り返しで習得できます
身近な例でいえば
「箸の持ち方」です。
箸の正しい持ち方を知らなくても
とりあえずものをつかんで
口に運ぶことはできます。
でも物をつかむときに、
箸の形がバッテンになっているような
指の使い方をしていたら
途中でツルッと落ちることも多いです。
あ、そうだ!
思い出したことがあります。
水野が小学生の頃、
豆まきの時期になると
大豆つかみ競争という面白いイベントがありました。
これは大豆をある場所から
他のある場所へ
お箸で移動させるという遊びなのですが
お箸の持ち方が悪い人は
その大豆すらつかめずにいましたし
またつかめたとしてもすぐ落としたり、
箸の持ち方が良い人に比べて
圧倒的に大豆をつかんだ量が少なかったことを覚えています。
実は最近
水野が料理番組で残念だなと思うことがあるのですが
それは講師の料理の先生に
箸の使い方がとても悪い人が一定数いる印象があるということです。
奇妙な箸の持ち方で
教えている姿を見ると
私は気分が悪くなって、
すぐにチャンネルを変えてしまいます。
こうした映像を見るたびに
「あーもっとスマートに箸を持てば信用が上がるのに」
「周りの大人が教えてくれなかったのかなぁ」と
なんとも悲しい気分になります。
そして、白状すると
絶対にこの人の料理は作るまい、とまで思ったりもするのです。
思い出話から料理番組の話まで
ずるずるきましたが
何が言いたいかというと、
それは「知らない技術の習得は、正しい方法での訓練を繰り返すしかない」ということです。
面倒くさくて、今ある自分の力(技術)だけで
やり通そうとすると必ず限界が訪れます。
小さいうちは、ご家族の励ましがあってこそ。 大きくなったら、子供の頃の成功体験で自分からできるようになります
でもそこを、
今回写真を撮らせていただいた
ゾウさんを書いてお子さんを励ましている
お母さんのように
応援しながら導いてあげたり
小さなうちから「頑張ること」や「続けること」で
できることがどんどん増えていく、
という成功体験を経験させながら
子供が「できた!」と喜ぶ出来事を
一緒にになって喜んであげると
今度は、自分から「成功体験」を求める
自発的に勉強や練習ができる子に育っていきます。
でもね、一つできたら、また一つ別の壁もやってくるもの事実です。
できなくて、癇癪っぽくなったとしても
それはそれでいいんです。
成功体験を積んできた子は
癇癪で発散しても、
またやる気モードになりますから〜。