バロック倶楽部 番外編開催

今日は、バロック倶楽部の番外編として、「テンポの取り方」について理解を深める学びを行いました。

内容自体は8月28日に実施したものと同じですが、今回はご参加くださった先生方が異なり、また新しい視点からの質問や感想があり、とても充実した時間となりました。

「テンポのおはなし、とても興味深く楽しかったです。クヴァンツの本をパラパラめくっていたら、『アダージョの奏法』のところで<アダージョではすべての音をいわば、へつらい媚びるように奏し>というフレーズが目に入り、のところでびっくりしました 面白い本〜!」

「購読会、テンポについてまとめられて良かったです。 終わってからパラパラと本を見ていたら、最初の序論のところで、音楽に携わろうとする人に要求される資質や、良い教師について書いてあるところがあって、身につまされる思いになりました。 厳しいですが、確かにそうだなと思いました。 少しずつ興味のあるところから読んでいこうと思います。」など、感想をいただきました。

私たちは、アスリートと同じです。
若いころは、ピアノを弾くための運動技術の鍛錬に重点を置いて、学生生活を送ります。

しかし、本を読むことで、技術の裏側にある歴史や思想、作曲家の意図を知り、演奏の意味を深く考えることができるようになります。
そうして初めて、音を並べるだけではない「音楽としての演奏」に近づけるのだと思います。

これからも、こうした勉強会を継続していきますね。

バロック倶楽部の秋募集、早期割引は15日までです。
https://note.com/mizunonaoko/n/n65e83115aae0