失敗を受け止める

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小さな頃の私は

それはそれは失敗することを怖れていました。

 

例えば、

忘れ物をした時。

テストで65点だった時。

 

こういう時は、昭和あるあるで、

担任の先生から拳骨で頭を叩かれたり(!!)

腿の裏が柔らかい場所だからといって

わざわざそこを狙って平手打ちされたり(!?!)

みんなの前で立たされたり。

こんな恐怖のクラスで過ごしていたのが原因なのかもしれません。

 

いや〜、

まぁね。。。。。

 

忘れ物をした私も悪いし、

勉強しない私も悪いけど、

こちらにも理由はあるわけです。

 

例えばテストで65点なのは、

もちろん私がアホなのも

勉強しないのも悪いのですが

先生が大嫌いだったので、

勉強したくなかったのです。

(でも、過去の恐怖政治のクラス担任は
こうしてネタになっているので、もう、許しちゃう)

それに

私は幼稚園生のころから「ピアノの先生」になりたかったので

いつも神経はピアノへ・・・

なかなか他のことに興味はいきませんでした。

 

話が、ちょっとそれてしまいましたが、

今日のタイトル「失敗しても叱らない」は、

ピアノに置き換えると

「間違えても叱らない」です。

 

練習中、もし間違えても

「あー、またそこ間違えた!なんで?」

発表会で上手く弾けなかった時に

「どうして、そういう風に弾いちゃったの。家ではうまく弾けていたのに!」

と間違え(失敗)を叱る(または思ったことがつい口に出ちゃう)大人がいます。

 

これは、

子どもの心をそっちのけに、

子どもに対する期待が大きすぎて、大人がただただ悔しいんですね。

子どもの問題を大人(自分)にすり替えているのです。

子どもは、大人からこんな風に言われ続けていると

表現することが怖くなり、

発表できない子になってしまいます。

(私がそうでした)

そればかりか

失敗を叱られてきた子どものなかには、

できなかった言い訳をするようになる子も出てきます。

 

ではどうすればいいのでしょうか。

 

ピアノを少し習った経験のあるお母さんなら

練習している時に

「ああ、これは間違っているな」と気づくこともあるでしょう。

そういう時は

「ここ、ちょっと違う気がするけど・・・お母さんはこうだと思う。○○ちゃん、次のレッスンで先生に聞いてみてね」と

やんわり言ってみてください。

そして

「お母さんにも後で答えを教えてね」と付け加えられたら最高です。

お子さんは、嬉しそうに、得意気にレッスンの様子を話して、そこからまた親子のコミュニケーションをとることができます。

 

実は過去に、

お母さんが子どもさんに間違った弾き方を教えてしまい、

その後の修正が大変だった経験があります。

お母さんが教えた間違いを

レッスンで指摘すると

「だってお母さんが言ったから!」と子どもは必ず言います。

この状態にはこちらも慣れたもので

さらりとかわしますが

子どもにとっては「先生」が二人いる形になって、

どちらが正しいのかわからない状態になります。

そして何よりも

「大好きな尊敬するお母さんが間違いを教えるはずはない」

という子どもさんの心が揺らぎます。

 

家ではお母さんがレッスンするのではなく、

お子さんのありのままの行動を受け止めると、

ピアノはグンと伸びますよ。

 

ピアノは学校の勉強のように、

目で見て確認=答え合わせができません。

どうぞ専門家にお任せくださいね。

 

 
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