フレーズをつけ、表情豊かに
チェンバロ・ピアノ奏者 水野直子です。
演奏が単調・・・に聞こえる時。
- 強弱がない
- タッチがペタペタ
- 和声の変化を感じていない
- リズム感がない ほか
いろいろな理由がありますが
フレーズが繋がりっぱなしで、
音楽が平坦になっていることもあります。
フレーズのヒントで、一番わかりやすいのはスラーです。
ピアノは指を動かすことで音を鳴らします。
指にも呼吸をさせて、音楽に流れを作ることが大切です。
フレーズごとにブレスを作る練習をするために
紫色で丸をつけていたら
次の週には顔が書かれてました。
長調のこの曲にはニッコリマーク。
おや、今週のお顔はちょっと違うねえ!
こちらは困った顔や怒った顔を描いたそうです。
その理由は、短調の曲だったから。
見えない音楽を、見事にこうして絵で表現できるSちゃん。
表現豊か、とはまさにこのことですね。
ブラーヴァ!
講師演奏会
7/26『花咲く庭園 II』
高橋薫子・立花敏弘・水野直子