2020年 活動報告 イタリア編 〜フェッラーラ、ラヴェンナ、モデナ
激動の2020年もあと数時間で終わり、というところにきました。
今年もブログへお立ち寄りくださり
ありがとうございました。
激動すぎて、逆に記憶が薄くなっている2020年を
振り返ってみたいと思います。
1月
2019年年末から第二の故郷イタリアへ
ガッツリと芸術の栄養補給へ行ってまいりました。
12月23日からコモ、ヴェネツィアと周り、
2019年12月31日にはヴェネツィアからラヴェンナへ移動。
サン・ヴィターレ教会のすぐそばで年越し
サン・ヴィターレ教会の絵が描かれたワインで年越しを祝いました。
1日 フェッラーラへ日帰り
フェッラーラはい小さな都市ですが、
イタリアバロックを勉強するものにとっては
絶対に欠かせない都市です。
イタリアバロックのヴィルトゥジズム満載の
鍵盤界の祖ジローラモ・フレスコバルディの生まれた都市。
フレスコバルディの華々しい活躍はローマですが、
その原点を探るのもなかなか興味深いものです。
エステ家のエステンセ城へも行きました。
城といっても、ザ・要塞ですね。
オペラの題材となっているファムファタルと名高い
ルクレツィア・ボルジアもここエステ家へ嫁いでいます。
名家に生まれる女性は、政略結婚の材料にされ
男性に振り回される運命を辿ることが多いですよね。
この時代に生まれてよかった・・・かな?
2日、3日はラヴェンナのモザイクをめぐる旅でした。
朝起きてすぐにサン・ヴィターレ聖堂へ
モザイクにうっとり!
ガッラ・プラチディア霊廟
ここは陽の光がごくごくわずかにしか入らない設計のために
ほとんど真っ暗なんです。
それが幻想的でいかにも霊廟、なのですが・・
でもどうしてもラヴェンナのシンボルとなっている
この2羽の鳩↓が撮影したかったので
水野は奮発してカメラを購入。
音楽の知識と技術の向上のためには、どんどんお金は使います💪
サンタポリナーレ・ヌオーヴォ教会
私の大好きな東方三博士も!
それがこちらの写真↓
この再会にはうるっときましたよ。
サンタポレナーレ・イン・クラッセ教会
神の手かな?
アリアーニ洗礼堂
3日〜7日 ミラノ滞在
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
レオナルド 《最後の晩餐》
レオナルドの作品の反対はモントルファーノ作《磔刑》
ピナコテカ・アンブロジアーナ
目当ては修復後のラファエロ作《アテネの学童》のデッサン画
チェンバロの響板の絵の研究に花の画家
ブリューゲルを凝視!!
ミラノ大聖堂にてオルガン演奏を聴く。
バッハの三男クリスティアン・バッハが2年間
このオルガンを担当していました。
オペラの聖地スカラ座へ
ヴェルディが使用していたピアノもあって、感激。
スフォルツェスコ城
楽器の間にて楽器資料集め
自分がかつて弾いたグジョンチェンバロに会えて、これまた感激。
仲良し3人組で9年ぶりに会え
変わらない友情に感謝をしました。
でもお互いの環境は色々変わっていて
月日はやっぱり流れるんだな、
と少ししんみりした気持ちも味わいました。
ここで「あれ?記憶が薄い」かとと思っていたら
案外長くなりそうなので
ここで一旦イタリア編は終わりにして
次は日本編を振り返ります。