文化庁 文化芸術活動の継続支援事業 A-② 採択決定
緊急事態宣言が一都三県に、今週にも出るか、というニュースが流れています。
まだまだコロナは収まりそうにありませんね。
そんな状況下において、フリーランスの音楽家は
去年から演奏活動が思うようにできずにいます。
私もその被害にあっている一人です。
でもそこで、ただの被害者となって
なんでもコロナのせいにして
めそめそしているような人生なんて
それこそ負け犬。水野の生き方じゃないぞ!
これまでやってきたつら〜い練習も
トランク一つでえいっと飛行機に飛び乗って
7年もイタリアで修行してきた経験は
こういう時にこそ
生きる力として発揮できるんだぜ!
ということで
去年は色々な経済的対策をしてまいりました。
その最終章が文化庁の文化芸術活動の継続支援事業への応募でした。
これはほとんどの人が
申請書類の少ないA-①(上限20万円)を
チャレンジしていたようですが
私がやりたいこと(やってきたことも含め)
そんなんじゃぜんっぜん足りない。
ということでA-②(150万円)の一択だったわけですが
こちらはちょっと書類が複雑。
実はこの事業では、書類を書くことが苦手な
芸術家にとってはどうやら至難の業だったらしく
当初予定していた募集人数よりも
申し込み人数がすっご〜〜く少なかったらしいんですよね。
ということはですよ、
文化庁が頑張って取ってきた政府の予算が余る、
という結果になりますよね。
そうすると結果しか見ない政府は
「なーんだ、芸術家ってお金持ってるんだね」
という判断になってしまうわけですよ。
そうしたら今まで既に
どんどん削られてきた芸術への予算が
ますます削られて、
私たち芸術家の活動がますますやりづらくなるんです。
ここからは音楽家にフォーカスして話しますが
音楽家ってね、演奏していることが幸せ、という人たちなので
机に座って行う勉強や
マーケティングは苦手な人が多いんですね。
イタリアへ留学していても、
ちっともイタリア語ができなかった人たちをたくさん知っています。
今回のこの支援金に関しても
書類が書けずに、見送った人を何人も知っています。
でもね・・・フリーランスだからこそ、
こういうことくらいはできなきゃ
この先、ますます活動しづらくなると思います・・
そしてもう一つお話したいのが、
この支援金は「演奏家」でないと対象外なんです。
これは社会や政治家が
音楽教室のピアノの先生は「演奏家でない」と
判断した、ということになりますね。
厳しいけれど、これが現実です。
さて本題の文化庁の支援事業の結果は
希望通り満額おりることになりました。
これからもどんどん、投資をして
社会貢献していきたいと思います!
この支援金で行うものに
2/24のコンサートがあります。
ただいま急ピッチでフライヤーを作っていますので、
今しばらくお待ちくださいませ〜。