なめらかに歌う
こんにちは
水野直子です。
自分が子どもの頃の時と今では
者の捉え方や考え方が変わってきたなと感じます。
ピアノ教育も、昭和のそれとと平成後期から令和にかけてのそれは、明らかに違います。
例えば、昭和の頃は、
「子どもにはゆっくりととした感情を込めた曲は与えない」との話をよく聞きました。
実際、私自身もソナチネやソナタでは
ゆっくりとした情感を込める2楽章のレッスンは省かれました。
理由は「子どもが、ゆっくりと感情を込めて弾くのは難しいから」だそうです。
これははっきり、当時の先生にも言われました。
ソナタを全曲通してレッスンするようになったのは
大学に入ってからのように思います。
だから、大学のレッスンでいきなり
2楽章を弾かされた時は、弾き方が分からなくて・・
というか感情ののせ方がわからなくて、試行錯誤しました。
でもね、この教育法っておかしくないですか?
私は小さい時からいろんな曲に触れさせて、
経験を積んでいた方が、絶対心が豊かに育つと思います。
実際、コンクールでも歌い方をかなり重視しています。
もし仮に、本当に当時の先生が言うように
下手だとしても、それだってよくないですか?
その時に、レッスン生本人も「ゆっくり弾く曲はつまらない」って
思うなら、その時に「じゃあ、もっと大人になった時にね」って言えば。
先生のこれまでの経験が、
次の一人のレッスン生のレッスンで覆ることは
いくらでもあると思うんですよね。
それで、弾き方を教えてあげたら、
驚くほど良い音楽を作り始めるんです。
動画はかなり前のものですが(アップは今月)
ペダルを使いながら
なめらかに豊かな響きを作れるようになって
無事に合格しましたよ♪