バロックにも切るところ、繋げるところがあります。

練馬区・板橋区・豊島区 水野直子ピアノ・チェンバロ教室のブログへようこそ。
https://naokomizuno-piano-cembalo.com/

今日はピアノの先生向けの記事です。

以前、
バロックのイメージについて
アンケートをしたことがあるのですが、

その時に

  • 難しい
  • 気軽に弾けない
  • スラーがないと、弾き方がわからない
  • 3声になるともうダメ
  • 4声が弾けるようになるのは夢かも
  • どこで切ったらいいかわからない

など、
お困りの回答をいただきました。

その中でも特に「ほお」と思ったのが

  • わからないので、とりあえず、全部切って弾く

という方も。

もしかすると、
切って弾くことで
バロックと古典派以降・・・
特にロマン派と差異をつけているのかもしれませんね。

何しろ当時の楽器、チェンバロは
ピアノに比べると
音が伸びないですものね。

ですが、
実は、チェンバロでは
指で音をつなげてレガートを作るという
ピアノにも応用できる、
否、是非応用していただきたい演奏技術があります。

もちろん、
たとえそこにスラーが書かれていなくても、です。

書かれた音価以上に音を指で伸ばして
ハーモニーを作り、
音楽の幅を広げていくのですが、
楽譜には書かれていません

ですからこれを読譜するちょっとした技術もあったりします。

バロック時代の楽譜に
運指やフレーズが書き込まれていたら
それは編集者の手によるものです。

そしてバロックは
今、たくさん研究されてきています。

一昔前の楽譜には、
悲しいことに
現在は「間違い」となっている校訂も多いのです。

もし、間違いのままバッハを弾いていたら・・・
とっても残念なことです・・・

今日の動画は
ピアノの先生にレッスンしている際に
私が模範演奏をしているところです。

ほんの2小節の短い動画ですが、
参考になりましたら幸いです。

曲目はバッハのシンフォニア第7番 ホ短調です。

「スラー書いてないのに、スラーなの?!」と思われた方は
多いかもしれませんが・・・

はい。

スラーです!(断言)

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バロック奏法をマスターすると
指先を動かすだけで、
頑張らない
とーっても楽な演奏ができますよ。

黒鍵のエチュードも♪