花と動物と音楽と
我が家の庭について。
今年はなかなか花が咲かないなと思って心配していましたが
このところの陽気で
少しずつ花が咲いてきました。
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クリスマスローズもやっと株が太ってきました。
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ブルーの子たち。
シラーとムスカリ。
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実は、昨日、蝶も見ました。
え、もう?!
と二度見しました。
早く目が覚める子もいるのですね。
もうすぐバラの蕾も出てきそうです。
去年よりもきっと花の数は増えるはず!
薔薇といえば、昔、
ルドゥーテの薔薇図鑑と音楽のコラボで
横浜のそごう美術館で演奏させていただいたことがありました。
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ルドゥーテは、ルイ16世とマリー・アントワネットの王室付き画家であったと言われています。
その後のナポレオン時代には、
妃ジョゼフィーヌからマルメゾン城の庭の出入りを許され、
薔薇や百合などの多くの博物画を描き、
植物学者として
後世に《薔薇図鑑》という最高傑作を残しています。
この時代はチェンバロにも
テンペラ画の手法で花や、動物が描かれています。
このイベントの際、
私がテーマとして扱ったのは、
フランス宮廷にゆかりがあり、
かつ自然を題材にしたものでした。
そのうちの一つ、リハーサル風景があるので
ご紹介します。
楽譜を見ると、明らかなのですが
蝶がひらひらと上下に舞いながら進む様子が
模様のように浮かぶ上がっている曲です。
音楽のなかには、
いろいろな隠喩が隠されているので
この曲では「蝶」という題名であっても
直接「蝶」を示しているばかりではなくて
「蝶」という動物を使って
人間の営みを映し出してもいるんですよ。
特にバロック時代は、
こうした秘密がたくさん隠れているので、
より面白く感じます。
さて、今年はどんな蝶が我が家にやってくるでしょうか。
楽しみに待ちたいと思います。