ピアノの足台

小さな子どものピアノ演奏には足台が必須です。

しかし、子どものピアノの生徒に、ピアノの足台を用意させるには、本当に大変でした。
(水野は現在、子どものピアノレッスンは行っていません)

足台は、ピアノを習った経験のある親自身が、用意してもらってこなかったので、なかなかイメージが湧かないのでしょう。

かくいう私も、幼い頃は、ピアノの足台というものが存在することを知りませんでした。

小学6年までついていた地元の短大を卒業した先生のレッスンでは、足台を見たことがなかったのです。

ペダルを使うのは、大きくなった人の特権、くらいに思っていました。

まあ、そんな環境で育った私ですが、それでもなんとかこうしてピアノで生活できているので、ラッキーです。でも、あの時、足台を用意してもらえるような環境にいたならば、また違う人生だったのかしらん、などと、思わないでもありません。

12年以上前のMちゃん。お元気かな。

私が本格的に教室を開講したのは2010年ごろ、留学後です。

足台はそれから揃えました。

帰国した当初はお金がなかったので、痛い出費でしたが、先行投資です。

それからは生徒も増え、入会の都度、足台の必要性についてお話をしました。

アップライトピアノを買うご家庭は、足台も揃えてくれたけれど、電子ピアノを選択するご家庭は、足台までは買ってくれなかったので、(あああ・・・)と思った記憶があります。

せめて教室では足台を使って、しっかり足で体を支えて欲しい、と思って、3台揃えていました。

子どもの生徒がいなくなった今、この足台を、別の先生のところで活かしてもらえたら・・・と思い、そのうちの2台を、Facebookのピアノの先生仲間にお声がけしたところ、ものの5分も経たないうちにお嫁入りが決まりました。

お嫁に行った直後は、足台を購入した時の思い出が蘇って少し悲しくなったのですが
その後、先生からお送りくださった写真を拝見すると、
足台は、すっかり先生のスタジオに馴染んでいるようで、嬉しくなりました。

粗大ゴミで出そうかとも思ったのですが、やっぱり思い切ってアナウンスして良かったです。

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