ストーリーを考えてみよう|ブルクミュラー《25の練習曲》から〈つばめ〉
ピアノの楽譜に書かれているのは音符だけ。
もちろん、fやpなどのちょっとしたヒントは書かれているし
そうしたヒントを最大限に利用して
作曲家が望んでいるだろう演奏を再現する、ということで
ピアノは音を紡いでいくことですが、
声楽のように歌詞があるわけではないから
曲作りを難しいと感じる人もいると思います。
そんなときは、物語を作るといいですよ。
どんなストーリーでもいいんです。
空想の世界の住人は、
それぞれの心のなか、頭のなかに無限に存在しますね。
それは人間であってもいいし、
もちろん動物だって、植物だっていい。
そんなストーリーを考えながら
ピアノを弾くって、なんて贅沢な時間でしょうね。
こちらはブルクミュラー《25の練習曲》から〈つばめ〉のストーリー。
『つばめ物語』というストーリーを作ってくれたAちゃん。
長調と短調をストーリーにうまくのせていますよね。
また、1羽だったツバメが、3羽になるのは、
おそらく左の交差する「レソシ」からきているのかな、
なんて想像したりして
なんとも微笑ましい同時に、
子供の観察眼を侮るかなれ!と教えてもらいました。
将来は国語の先生になりたい、というAちゃん。
これからも応援しているからね。