Frescobaldi, Toccata Prima dal secondo libro
イタリアンチェンバロでフレスコバルディのトッカータ第二集第一番を久しぶりに弾いてみました。
イタリアに留学して、初めてフレスコバルディのトッカータを弾いた時は、もう何が何やら全くわからなかったのですが、数年かけて、フレスコバルディはもちろんですが、同時代の作曲家のトッカータを、とにかく弾き進めて、イタリア人の教授たちに「また、直子はトッカータのレッスンか〜」と言われながらも、しつこくレッスンをお願いした結果、何曲かは自分のレパートリーとなってきました。
留学は期間限定。
そして留学が終わって日本に帰ってきたら、フレスコバルディについて質問できる教授はいないので、取った魚をもらうあまちゃん生徒で満足するのではなく、魚の釣り方を教わって自活できる生徒にならねば、と、とにかく必死でした。
バッハもフレスコバルディを勉強していたのですから、フレスコバルディを勉強したことで、バッハの音楽への理解も深まりますし、また、トッカータがモーツァルトのファンタジーに繋がっていく流れも感じられます。
やっぱりイタリアって、すごい国だったんだよなぁ。
よかったらYouTube、聞いてください♪
映像の中にある楽譜も美しいんです。
楽譜が5線譜ではないところも、面白いでしょう?