Frescobaldi, Gaglialda V
フレスコバルディ続きで、ガリアルダ第5番を。
とっても短い曲です。でもこの短いなかに、美のエレメンツがギュッと詰まっています。
セクションは三つ。
それぞれにリピートがついています。
こんな感じです。
A
↓
Aの繰り返し
↓
B
↓
Bの繰り返し
↓
C
↓
Cの繰り返し
演奏の仕方として、セクション後、すぐに繰り返しを変奏するというのもあり。
こんな感じ↓
A
↓
Aの変奏
↓
B
↓
Bの変奏
↓
C
↓
Cの変奏
変奏の勉強のために、フレスコバルディの舞曲は最適なのだけど、初心者で、譜面通りに弾くことを強制されてきた大人にとっては、すごく難しいです。
私も勉強していた時期は、相当苦労しましたよ。
でも、昔よりは上達していることを信じて(?)
今回の演奏は、楽譜通りの
A
↓
Aの繰り返し
↓
B
↓
Bの繰り返し
↓
C
↓
Cの繰り返し
を弾いた後に
さらに
Aの変奏
↓
Aの変奏の変奏
↓
Bの変奏
↓
Bの変奏の変奏
↓
Cの変奏
↓
Cの変奏の変奏
を追加して締めました。
それぞれのセクションに変奏を2個、別物を作った、ということです。
別物といっても、完全に別のものではなくて音楽的なつながりを感じられる変奏にしてみました。
変奏は、自分の演奏技術に合わせて、ほんの少しの装飾音からチャレンジしていくことから始まります。
まずは「あ、ここに入れられるかも?」というところに、勇気を持って入れてみてくださいね。
これをやると、スタイルからはみ出るのかな、とか、ここに入れていいのかな、とか、そうした感覚は一旦かたわらに置いて、モリモリに入れてみて、あとで削ぎ落とす、というやり方だってアリです。
持ってきてくだされば、その装飾音を土台にして、一緒に考えながら盛り上げていきますよ。恥ずかしがらなくて大丈夫!