身近なルネサンス

「ルネサンス」といえば、「文芸復興」という難しい言葉が、高校の歴史に出てきたな、なんていう記憶があるかもしれないけれど。

十字軍遠征に失敗して、教会中心の価値観から、個人へ目を向ける人間中心の価値観へと変わっていった運動のことを指す。。なんて習ったような。
(ちょっとざっくりすぎる説明だけれど)
それで、キリスト教以前のギリシャ・ローマ時代にかえって人間らしさを取り戻そう、ということで、ギリシャ・ローマの古典研究が盛んになった、という感じ。
(これもざっくりね)


興味がある方は、この本を読んでみてね。
(読みやすいものを選んでいます)

ルネサンス 歴史と芸術の物語 (光文社新書) Kindle版
(Kindle unlimited)
ペンブックス18 ルネサンスとは何か。 (Pen BOOKS) 単行本(ソフトカバー)

ルネサンスは、フランス語なんだけど、でもそもそもルネサンス運動はイタリアで始まったので(そのあたりも本で読んでね)、イタリア語でルネサンスを綴ると

rinascimento・・・ri(再び)に 動詞 nascere(生まれる)の名詞 nascimento(誕生、発生、発芽)がくっついたものになるわけ。

これをかっこよく、復興、とか再生、なんて言っているけれど、子どもさんにも通じる言葉で言えば、生き返る、わけ。

これは、何も思想だけではなくて、冬に枯れて春に芽を出す植物にも言えることだし、さらに冬から春になること自体も、ルネサンス、なんだよね。

ちょっと偉そうなことを書いたけれど、何が言いたいかというと、我が家の木々も、今、どんどんと花が咲いて、緑が茂り、ルネサンスの喜びを感じているところだよ、ということです。

3年前に植えて、もう無理かと思った羽衣ジャスミンに初めて蕾がつきました
お庭仲間のマダムから分けていただいたアジュガ
今日は、通りすがりの方に、こんなに鮮やかなアジュガは見たことがないとお褒めいただきました
ピンクのオダマキ
我が家には珍しい黒のオダマキも。
いつかご紹介します 
バラのアーチにも葉が茂り始めました
色づいているものもあるので、そろそろ咲くかな

実は、去年、玄関脇のアイスバーグが、カミキリムシの被害に遭い、大きな枝を落としてしまいました。
なんとか残りの枝で、葉と蕾を出してくれていましたが、蕾は全て育つ前に枯れてしましました。

でも通年咲いてくれるバラなので、春はお休みしても、秋頃また蕾をつけてくれるのではないかと思っています。

待つって大事。
ピアノのレッスンもそう。


待つ時にどんなエッセンスを振りかけてあげられるか、でその成長も変わってくるからね。

全ての営みは、愛から、と思うこの頃です。

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