2014年11月6日

11月6日は42回目の誕生日でした。

42年前、逆子だった私は帝王切開で産まれました。

雪の降る寒い日だったそうです。

産まれたばかりの私が寒かろうと、祖母(母方)が雪の降る中、湯たんぽを買ってきて温めてくれました。

その優しい祖母が先週の木曜日、つまり私の誕生日と同じ日の朝、天に召されました。

祖母は戦中に20代で寡婦となってからも、誰に頼ることもなく、女手一つで子供3人を育て上げた、逞しく、責任感の中に愛情がたくさん詰まった、優しい女性でした。

この祖母の苦労がどれほどのものであったか、想像することすら、私には烏滸がましいことだと思っています。

父が納棺の前に大きな声で

「お義母さんに言いたいことがあります。私に○子(母の名前)のような立派な娘をくれて、どうも有難うございました」と頭を下げて挨拶をしたそうです。

母が涙を流して、教えてくれました。

私も祖母には「おばあちゃん、お母さんを産んでくれてありがとう、おばあちゃんの孫でいさせてくれて、ありがとう。おばあちゃんからたくさんの幸せを貰いました」と挨拶をしました。

 

ありがとう。

 

本当に、本当にありがとう。

 

 

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