趣味の大人のレッスン生さん サラバンドに挑戦中
今日は、サラバンドに挑戦中の
大人のレッスン生さんの動画です。
サラバンドとは
サラバンドは、16世紀、
ラテン・アメリカとスペインで、歌われる舞曲として生まれました。
その後、17 世紀初めに、
スペイン の5コース・ギター(バロックギター)の
レパートリーの一つとしてイタリアに伝わります。
17 世紀前半の間に、さまざまな器楽形態のものが
フランスやイタリアで発展し、
下の音形 (a)(b)のように
特徴のあるリズムとテンポに基づいたもへと形が定まってきます。
![](https://naokomizuno-piano-cembalo.com/wp-content/uploads/2022/07/image.png)
(a)は遅いテンポ、 (b) は速いテンポです。
(a)の遅いテンポはフランスとドイツで好まれ、
(b)の速いテンポは、イタリア、イギリス、スペインで好まれました。
こうした知識があると、
目の前の楽譜を見るだけで、
ある程度のテンポがわかってきますね。
サラバンドのリズムの特徴
サラバンドは
速いテンポと遅いテンポとが存在しますが
18世紀のいわゆる後期バロック(バッハ、ヘンデルなど)で
圧倒的に多いのは遅いテンポのものです。
動画のサラバンドも遅いテンポのものです。
この遅いテンポのものには
第2拍に現れる付点四分音符にアクセントがつきます。
ここを感じずに弾くと、
サラバンドとはいえなくなります。
舞曲には、独特のリズムや音形がありますから
そこを抑えると、
舞曲らしさが一層出てきます👍
弾きながら、そして本を読みながら
一つずつ謎解きをしていくように
バロック音楽を楽しんでいただきたいと思います。
さて、この演奏の後、
チェンバロにも挑戦していただきました。
チェンバロを弾いてみたい、
という大人の女性陣が増えて、とっても嬉しいです!
大人の方のレッスンは、
主に平日午前中と、
土日のお互いの都合の良い時に
1回ずつのレッスンとして行っています。
ライフスタイルに合わせて、
お楽しみくださいね!