導入期が大切な理由 ー 三つ子の魂百まで ー
「ピアノは何歳から始めたら良いですか」
何度となく受けるこの質問に
私は「ピアノを弾きたいと思ったその時」
と答えています。
上の動画をご覧くださればお分かりのように、
だからこそ
ピアノは「年齢に関係なくいつからでも習える」ということなのです。
ただし、ピアノは習い始めが肝心。
「ピアノが弾ける」ようになるためには
「ピアノを勉強するとはこういうことだよ」
ということが伝わっていることが大切です。
「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもの・・
つまり、習い初めから、
- 1日の練習時間はこのくらい
- 練習する時間はここ
- 曲が合格するまでには、ここまでのクオリティが必要になるよ
という全体的な外枠から
- 初めての曲の最初のレッスンには、指番号通りに弾くことを目指そう
- リズムが難しい時は、自分で「1と2と・・」と書く
などを習慣づけておくんです。
そうすると自ずと自分の頭で考えて
行動が起こせるようになるわけです。
「ピアノを弾けるようになるための、逆計算方式」です。
でもこれは、ピアノ講師だけの責任ではなくて
親の声かけが、すっごく重要。
小さなうちはなおさら。
大人になれば、例え初心者でも
そうした逆計算は自然にできますが
これは今まで生きてきた計算あってのこと。
これから経験を積んでいこうとする子どもに言っても
できませんからね。
こうした逆算方式は、ピアノに限りません。
他の勉強にも同じことが言えるし
生活習慣にも同じことが言えます。
本日はここまで。
導入期については、また書いていきたいと思います。
ではまた。