ディルータの『トランシルヴァーノ』は面白い

チェンバロ・ピアノ奏者 水野直子です
練馬区桜台・氷川台・平和台 水野直子ピアノ・チェンバロ教室のブログへようこそ

 

対面レッスンを自粛し、
おうち時間ができたことで
日頃、仕事で後回しにしていた
様々なことを振り返り
頭を整理することができました。

  • 本当にやらなければならないこと
  • やらなくてもいいこと
  • やらなければいけないのに、後回しにしていたこと
     

それが全て時間を無駄にしていたことに
つながっていたと今更ながら思い至りました。

脳内断捨離、
否、脳内パイプをクリーニングが出来た
おこもり期間でした。

 

そこで、今再挑戦しているのは
16世紀のジローラモ・ディルータの
『トランシルヴァーノ(トランシルヴァニア人)』の訳です。

 

再挑戦、というのは、この本は昔、
その当時必要だったところを
簡単に訳していたのですが
今は必要な範囲が広がったので、
この際、そこを潰しつつ、昔の翻訳を再訳しようと思ったわけです。

 

今から約500年前のイタリア語ですが、
イタリア語のいいところは、
500年前でも今のイタリア語とさほど変わらない
ところが多くあることです。
もちろん「?」となるところもあるのですが、
その時はイタリアの友人に尋ねて助けてもらっています。
 

 
この本は、
トランシルヴァニア人が生徒役、
ジローラモ・ディルータが先生役で
お話が進んでいくのですが

生徒が
「なぜ、オルガニストは、チェンバロを音楽的に弾けないのですか」とか
 

(いえいえ、そんなことないですよね!!)

 
「いい指と悪い指をおしえてくだしゃい」
みたいなかわいらしい感じで
質問してくるので、
ところどころ、ぷぷぷ、と笑ってます。

 
こういうのってマニアな域なので
需要があるかわかりませんが、
鍵盤楽器の本質を知ることにつながることにもなるので、
自分の肥やしのために、
今年はこういうのをどんどん訳しておこうと思っています。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村  

 

 

 

お問い合わせ用 公式LINE 開設しました
レッスン予約、お問い合わせもLINE @から♬
※友達追加後、トーク画面から1:1の個別トークができます
他の方には見えませんのでご安心ください
レッスンは平日の11時から20時、土日は不定期で行っています

 

2020年秋 教室は桜台でリニューアルオープンします

詳しくはこちらでご紹介しています