12/2 ベヒシュタインといえばリスト、ということで。《愛の夢 第3番》

チェンバロ・ピアノ奏者 水野直子です

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9月にベヒシュタインを迎えてから
いろんな発見をしています。

楽器によって、作曲家の意図が
より一層明確化することがある、ということは
古楽器を弾く自分にとってはごく普通に、
そして身近に感じることです。

だからこそ、ピアノ選びに
3年以上を費やしたのですが
今年9月に迎え入れたベヒシュタインは
自分の人生には欠かせないピースだったと日々感じています。

 

弾いていると、心がぽぉ〜〜〜〜っと暖かくなって、
あぁ、今、私、幸せだなぁ、と感じます。


最近、リスト作曲《愛の夢》をアップしました。

リストは「ピアノの魔術師」と呼ばれた
超絶技巧の持ち主で、
当時、指が6本あるのではないか、
と、本気で思われていたそうです。

リストは技術的に難しいのはもちろんですが
彼独特の歌心も必要です。

 

私はこの曲を、高校2年のピアノ発表会で弾きました。
まぁ見事に、中間部分でグシャ〜〜っとなったのですが(汗)

 

実は、この曲を初めて聞いたのも、高校2年だったんです。
こんな有名な曲をその年まで知らないなんて、
どこまでおぼこいのか、と突っ込みたくなりますが、
まぁ、しょうがない。

地方で、音源を聞く、という
発展的な教育を受けていない私のような子は
40年前にはゴロゴロいたはずです。

そんな私のこの曲を教えてくれたのは、
高校の音楽の教員でした。
授業でこの曲のLPレコードを授業でかけてくれたんですね。

初めて聞いたこの曲に、私は痺れまして
学校帰りに、すぐに全音のピアノピースを買いに行きました。

 

思えば私のリスト道は、そこから始まったのですね。

その頃の自分には、今こうしてリストが使っていた
歴史のあるピアノメーカーの楽器を迎えるなど
想像もしていませんでしたが・・
この道を歩んできてよかったな、と思います。


私が迎えたベヒは、一つ年上です。
ドイツで自分より先に生まれて
時が満ちるのを待っていてくれたと思うと
尚更愛情が溢れてくるというものです。

 

 

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