広がる手を作ろう
「手が小さいことがコンプレックス」
という話を聞くことがあります。
確かにピアノは、幅が決まっていて
幼児も大人も、
同じ大きさの楽器を使って演奏します。
ピアノは全身運動なので、
骨格ができる前の体と
大人になってからの体では
体の使い方が異なります。
フィギュアスケートの方も、
子供の頃はジャンプができていても
体の成長とともに軸が変わるので
ジャンプのタイミングも変わり、
その調整が大変だとも聞いたことがあります。
でもピアノは、
楽器自体のサイズが変わるわけではないので
そのサイズに合わせるように
体が大きくなる=発達していく、
などという利点もあります。
昔、チェルカスキーというピアニストがいましたが
彼は確かとっても手が小さかったはず。
NHKクラシックで、彼の演奏を見たとき
コメントしていたピアニスト(失念)も
「手が小さい方なのに
そんなことは微塵も感じさせませんね」
と言っていたような・・・?
(記憶が定かでないですが)
で、手の小さな方も、
はたから見るとハンデになるようなことを
ハンデとせず、
演奏できているのは、
かれらが曲を選んでいるからではなく
「広がる手」を作り上げたからなのですね。
例えば私の手も、決して大きくはないんです。
足のサイズは23センチだしね。
試しに文庫本と撮ってみました。
はい、普通の大きさです。
でもね、広がるんですよ。
小指の広がりが肝。
このように本と、平行に広げられると、
手の小ささは、問題ではなくなってきます。
広げる手を手に入れるストレッチは
机の上などで
簡単にできるので
手の小さいことにお困りの方は
レパートリーを狭めるのではなく、
「手を広げる」方へ考えをシフトしてみてくださいね。
ではではまた!
詳しくはこちらでご紹介しています