妻、夫の仕事ぶりを初めて知る。
今日の話題は、
音楽に関係のない話なので、
興味のない方はスルーされてください。
私のような個人事業主を含む中小企業は
新型コロナウィルスの影響で
6月だけで780件が倒産しました。
先日、練馬区役所へ行きましたが、
練馬駅周辺の個人商店の店先には
「今月で閉店します」という張り紙を
いくつも見て、寂しい気持ちになりました。
もちろん私たちのようなピアノ業界も、大きな影響を受けています。
まず、私の場合は、
今年の予定していたコンサートは
すべてなくなりました。
また私の「売り」である
レッスン式バロックセミナーも
開催の見通しが全く立っていません。
6月は、zoomでピアノ講師限定の
「装飾音セミナー」をして
これはすぐに満員御礼となり
増席をするまでになりましたが
一番やりたいレッスンができないのは
大変もどかしく感じています。
でも、この現状を見て
ピアノ業界も
「この時代だから、学ぼう」とする人と、
「廃業しよう」の2極化が進んでいると感じます。
「この時代だから、学ぼう」の人は、
ネットを通しての情報収集がうまい人。
そして今まで遠方で行けなかったセミナーに、
ネットから全国のオンラインセミナーを
受けまくる人。
(あ、でも、受けるだけでは全然ダメです。それはセミナージプシーです)
対して「廃業する人」は
もともと配偶者や家族の収入があって
本気でピアノ教室を運営していない人。
または、意欲があるが、経営脳がなく
生徒が減る一方だった人。
(結構エリート音大行ってて、プライド高い人が多いです)
そして、音楽教室が廃業した
元雇われ講師も行き場がなくなっています。
読んでいて、暗くなったらごめんなさいね。
当ブログの読者には、
若手のピアノ講師で
私がコンサルしている先生もいますので、
あえて暗い現実も書いています。
でも、これは何もピアノ業界だけではなく、
一般企業に勤めていても起こることです。
あの、大手「レナウン」も倒産しましたからね・・・
話を戻しますが
「起業」はすべて先行投資型なんですね。
ですから、資金(売り上げ)が出ると
それを元手に事業を大きくしていく。
これはサラリーマンとは決定的に違うところです。
でも、今は、その資金が
思うように手に入らない状態・・・
でも、国が数々の助成金、補助金、給付金、を出していますよね。
ピアノの関係者さん、この制度を有効利用しましょう!
私も、新居へ移るタイミングで、
コンテンツを増やしていきます。
今までの申請は、自分でやってきましたが
今回の申請はちょっとややこしいので
夫の出番。
実は、前日は朝3時頃まで夫と喧嘩・・
というかお互いのなじりあい(?・笑)をしていました。
「なおちゃんの洗濯物は生乾き」と言われ
「じゃあ、あなたが30分早く起きて、全部やりなさいよ」と返し
箸一本洗うのに、30秒水を流し続けるので
「まーちゃん、食器洗うのにそんなに水使わないで」と言えば
(夫が越してきて水道代3倍)
「綺麗にゆすがないと、汚れが落ちないでしょう」と返され
「あなたみたいに生きてたら生きづらい、もっと適当に生きたほうがいいの」「じゃあ、もう食器洗いしない」
みたいなことを延々続けておりました。
それでも1日寝れば、なんでしょうね、夫婦ってケロッとしてるもので。
次の日、書類の前に座った夫は、
家事をもたもたしている姿とは裏腹に
生き生きとした仕草で
完璧な文章を作り上げ
「さあ、これでどうですか」とドヤ顔。
うん、そのドヤ顔、許すし、今夜もご飯、作ったるわ。
となったのでした。
餅は餅屋だね。
そういえば、夫は、
福島の声楽アンサンブルコンテストの
立ち上げに関わっていたり
芸術文化振興会にいたり、
転々と飛び回っていた人でした。
今は、役人の制度上、
違うことをしているのですが、
もともと文化や芸術のことがしたくて
省庁に入ったので、
久しぶりに楽しかった、と話してくれました。
ずっと一人で暮らしてきたから
誰かがそばにいるってこんなに安心なのか、
と、今更ながら思った次第です。
あ、そうだ、今度音楽家の結婚について、書いてみようかな。
詳しくはこちらでご紹介しています