9/11 スタジオの一部が「TECIDO〜美しき輸入壁紙の世界〜」様にご紹介されました
【あなたの好きな画家は誰?】
実は私、好きな画家は、と聞かれたら迷わず「ゴッホ」と答えるほどゴッホ好き。
ですが、「派」としては中世の写本から
イタリアルネサンス期の絵画が特に好きです。
中世の写本は、キリスト教僧侶たちが作っていたので
そうした写本は作者不明ではありますが
その写本の中に込められた意味を読むことが
心の底から好きです。
8月、国立西洋美術館で
写本の展示があったのですが、
引っ越しで疲れて行けずじまい・・・とっても悔しい〜〜
中世の絵画は、今でいうデフォルトされたような世界で、
ただの線で形を作っている
幼稚な絵のように感じるかもしれませんが、
その時代の人たちは、
写実性を求めているのではなく、
絵は、その絵を通じて、心の目で神を見る、
すなわち観想(contemplation)するための媒体でしたから
まつげの1本1本を描くような
技術はそもそも必要なかったのです。
そのまつげは、心の中で見るもの、と言ったらいいかな?
それがルネサンス期になると、
その眼差しは、神中心の世界から人へと向けられ、
作品は写実的になります。
そして名を売って商売をする、
「職人」が誕生し、
作品には名前が添えられるようになるわけです。
もちろん、未だに作者不明の作品がありますが
それはコネッスールと呼ばれる「目利き」によって、
また、絵画研究が進むことによって
「帰属」としてどんどんと発表されています。
この辺の美術史に関することは、
「美術史の方法論」で検索してみてください。
水野は、音楽を生業にしている人としては、
このあたりのことを、勉強してきたつもりです。
8年前の東大での勉強と
大学院受験(最終面接で落ちたけど・汗)は無駄ではなかったか?!
音楽と美術というのは、
「見えない世界(不可視)」と「見える世界(可視)」という
哲学的な対比はもちろん
すべての芸術は相互にリンクしますから
(人間が作ったものだからね)
音楽を勉強するためには
そのそもそも見えない分野に立ち向かう手段として
美術だけでなく、文学などの他の芸術作品の力を借りて
理解を深めることもとても重要です。
よくピアノの印象主義
(ドビュッシーやラベルなど)の作品は、
モネやルノワールなどの絵画の印象派作品を見ると、
世界観が広がる、などと聞きますよね。
私も、この勉強法はとても理にかなっていると思います。
ここで文頭の質問に戻るんですが、
そう、私は、何度も言いますが
ものすごーくゴッホが好きなんです。
ゴッホって、私の感覚では、
ピアノ曲とのリンクはちょっと考えられないのですが、
彼の色彩感覚が、本当〜〜に好き。
ブログの読者はご存知かと思いますが、
新居建築の際に、
そのゴッホを使った壁紙に出会ってしまったんですよね。
壁紙はTECIDOさん。
なんと今回、
ゴッホの壁紙を貼り付けたアートな洗面所
としてご紹介頂きました〜!
わ〜い、嬉しいなぁ〜〜♪
玄関入ってすぐに、この手洗い場がありますので、
みなさんどうぞお使いくださいね〜(^^)