ピアノを騒音だと感じさせない環境作り 〜 まずはコミュニケーションから 〜

チェンバロ・ピアノ奏者 水野直子です

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水野直子ピアノ・チェンバロ教室のブログ
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都会に暮らす人々は
両隣に誰が住んでいるのかわからない、
という人もいるくらい、
近所付き合いに無関心な人が多いと聞きます。

 

賃貸のマンションやアパートに住む単身者は
特に個を大切にする傾向がある、といえば
聞こえがいいですが
近所付き合いが面倒、というのが多分にあような気がします。

私が以前住んでいたマンションは分譲マンションでしたが
最初期の20年ほど前から住んでいた世帯の方とは
よく挨拶をしていました。

しかしそれから1/4位の世帯は引っ越したでしょうか。
そして、その後に入ってこられたご家族とは
軽く会釈はするけれど、
声を出してのご挨拶はしないご家庭もありました。

 

こういう時、地方出身の私は
「東京だなぁ」と思うわけですが
でもそれは、大きな災害が起こった時などは
あんまり良くない気もします。

 

ではここで、想像してみてください。

 

同じ実力なんだけど、
よく知っていて、笑顔で挨拶してくる
〇〇ちゃんが弾くピアノの音と

親子でブスッとしていて、挨拶もしない
△△ちゃんが弾くピアノの音、

あなたならどっちの音なら聞いていたい?

 


ピアノが嫌いな人には
「音」自体迷惑に感じるかもしれないけれど、
〇〇ちゃんのピアノは
ご近所の方には受け入れられやすいんじゃないかなと私は思います。

 

ピアノは音が大きいと思われがちですが
実は、犬の鳴き声よりも、
そして人の大声よりも小さいんです。
意外でしょう?

 

ピアノの騒音問題は、
実は「ピアノ」が原因で勃発するのではなく
ピアノの音がトリガーとなって、
燻っていた不信感が増大して
トラブルに発展することが多いです。

 

私はこれまで、まだ子供さんが
ピアノを習うかどうか迷っている親御さんが抱える
騒音についての相談をたくさん受けてきましたが、
まずは、子供さんが落ち着いて勉強できる環境を
整えてあげるには、どうしたらいいかな、
と考えることから始めてみるといいと思いますよ。

また子供さんが練習する時間帯も
練習時間もある程度限られていますしね。

 

騒音についてはまた書いていきます。

 

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