やはり基本が大事 ゴッホ展で再確認
こんにちは
水野直子です。
昨日、東京都美術館にて開催中の
ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント
Collecting Van Gogh: Helene Kröller-Müller’s Passion for Vincent’s Art
へ行ってきました。
上野へ出かけるのはいつぶりでしょうか。
上野駅がすっかり変わっていて少し戸惑いました。
公園口に出ると、大きな銀杏の木が圧巻の紅葉でした。
東京都美術館は
国立西洋美術館や東京国立博物館(トーハク)を過ぎ、
一番奥、上野動物園の横にあります。
駅から少し歩くし、美術館は3階建なので
動きやすい服装で行く方がいいです👍
実は私はゴッホ好き・・・!
あの強烈な色彩と大胆な筆致がたまりません。
好きすぎて、新居の壁紙に使ったほどです。
今回の展覧会は、ゴッホの作品を精力的に収集した
ヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869-1939)のコレクションを軸に構成されたものです。
それはそれは圧巻の作品群が
数多く展示されていて
いつの間にか滞在時間は3時間を超えていました。
12/12までなので
お時間許す方は是非行かれることをおすすめします。
昔、大塚美術館へ行ったときに
ゴッホ特集をしていて
一緒に行った友人の息子さん二人と
こんな写真を撮ったこともあります。
ゴッホの部屋を再現した空間 みんなでひまわり じゃがいもを食べる人
他にももっと面白いコスプレをしていますが
改めて見てみると酷すぎるので
これ以上は自粛したいと思います。
でもリクエストがあれば載せる、かも?!
さて、美術館の楽しみは、
スーベニアショップにもありますね。
1枚目の写真の左上はゴッホではなく、
ルドンの《キュプロクス》(一つ目巨人)。
まさか、この作品がヘレーネのコレクションだったなんて!!
目の前に現れた時は、興奮しました!
ラモーにも《一つ目巨人》という曲があって
これがめちゃくちゃ難しかったなぁ、ということで
練習中のものですが、動画をリンクしてみます。
https://www.instagram.com/p/BaGPXmZj7ur/?utm_source=ig_web_copy_link
さて、ようやくタイトルにつながるのですが、
ゴッホって印象主義や新印象主義に影響を受けた
後期の作品が有名ですが
初期の作品は「画家になるためには素描が大事」として
かなりの素描(デッサン)を習作しています。
それがうなるほど、美しい。
おそらくこの絵画を見て
これがゴッホだと気付く人は、
なかなかいないのではないでしょうか。
こうした地道な基礎訓練があって
自分の世界観を表現していけるんですよね。
これは絵画だけではなくてピアノにもいえること。
広い視野で見ると、
土台をしっかり築くことは
後の生き様にもつながるのではないかと思いました。
だからこそ、
日々丁寧に生きていきたいと思った次第です。
ところで、この展覧会は、
ゴッホの年表にしたがって
作品を追えるようになっているのですが
ゴッホの悲しみや
ひどい精神疾患が安まったときにだけおとずれる
かれの心に隠れている一瞬の生きる喜びを
キャンバスに入れ込めた
ゴッホの気持ちがどんどんと心に入ってきて
最後には涙をおさえながら会場を後にしました。
純粋で正直で努力家だった人なんじゃないかな・・・