9/12 美しいものを愛でること。 心に栄養を。
こんにちは。
昨夜からの雨で、東京は一気に涼しくなりました。
待ちわびたこの空気を感じてほっとしています。
木曜日のレッスンを終えた夜に
住居スペースの片付けが一区切りつき
金曜日、氷川台の頃からいつも欠かさずにいた
お花を求めに行きました。
ユーカリ
カサブランカ
オールドローズ
そしてゴッホのひまわり
自分にとって、花たちの存在はとても大切なようです。
生きていると、いろんなことがありますね。
いつもいつも、自分がやりたいことだけで
世界が回っているだけじゃない。
でもそんな時に、ちょっと花をみたり、
香りを感じるだけで、
心が落ち着くのですから、花の力は大きいです。
一つここで、エピソードを。
昔、、、留学前ですが
商店街を歩いていたんですね。
そうしたら八百屋のおじさんが
「これを買って行きな、安いよ」
と言われたんですが
その時の私は、花を買うために
商店街を歩いていたものですから
適当に、会釈だけして通り過ぎたんです。
そして、花屋さんで、確か250円くらいの苗を買って
きた道を戻り、その八百屋さんの前を歩いていたら
「そんな、買ってもしょうがないもの買って」って言われたんです。
若かった私は、苦笑いしつつ会釈してまた帰路に着いたわけですが
案外、心は傷ついていたようで
帰ってきてから、ちょっと涙が出ました。
人の価値観は様々ですが
今思えば、
花を愛でる心を持たないそのおじさんは
なんてお気の毒なんだろう、って思います。
人間誰しもが、食べ物がありさえすればいい、というものではないと思うのです。
もちろん、災害が起こった時には、
まず食料の確保をしなければいけません。
でも、人は心を持っているから
心を豊かにするためには、
食物と同じく、
美しいものを見たり、聞いたりすることが
必要不可欠だと思うのです。
「生きる」ために背負った汚れ(って言っていいのかな)や、
疲弊した心を浄化しなければ、
どんどんとマイナスオーラが増えて
ますます負のスパイラルに陥ってしまうと思うのです。
私が人生をかけてやり続けると決めた音楽には
そんな力が宿っていて、
そして自分の音が、聞いていただいた方の
心の浄化になれば・・・嬉しいです。
9/11、政府がようやく、クラシックコンサートの
「満席」を認める方針を出しました。
もともと10/30に予定していたリサイタルは
延期にしてしまって、
今からもう一度、フライヤーを作って宣伝 etc.
は残念ながら時間が足らず
この方針が今出たからといって行えませんが
来年のコンサートの企画は、これで出しやすくなりました。
演奏したくて、ムズムズしていました。
本当に嬉しいです!!