フェミニズム、ミソジニーなど

ミソジニー、という言葉を初めて聞いたのは
2015年、ある語学教育研究所に通い始めた時だったような気がします。

詳しくは省きますが
その研究所ではさまざまな分野の英語を
徹底的に翻訳する技を
1年間で底上げするという超スパルタな
めちゃくちゃコアでマニアックな場所だったのですが
私は合計3年、2015年、2016年、2019年、勉強させていただきました。

その際の英語の講師の博士論文テーマが
ミッシェル・フーコーだったということもあって
授業中にフェミニズムについて話題に上がることがあり
そこでミソジニーという言葉を知ったのだと思います。

ミソジニーとは、
日本語で言うと「女性蔑視」とか「女性嫌悪」とか
まぁ。。そういう感じに訳される英語です。

はっきり言って、嫌な言葉です。

最近のMe too運動で、社会の機能の中の女性の扱われ方が、ようやくマスコミにも取り上げられるようになりました。

音楽業界にもさまざまな「ミソジニー」が蔓延していて
私も若いうちは、大変に嫌な気持ちにさせられたことがあります。

1月2日のEテレに
「100deフェミニズム」と言う番組があったのはご存知でしょうか。

1/9までNHKプラスでまだ配信されているのでリンクを貼っておきます。
100deフェミニズム

出演者は東大の加藤陽子先生、
フェミニズム研究の第一人者上野千鶴子先生、
そしてなんとHuluで恐ろしい世界観を放出ている
ハンドメイズ・テイル/次女の物語の翻訳者、鴻巣友季子さん、
沖縄で10代のシングルマザーを支援するシェルターを運営する上間陽子先生です。

よくこのメンバーを揃えられたな、・・・
ディレクターの山田あかねさん、天晴れです。

番組中に紹介された上野千津子先生の『女ぎらい』は早速注文して、瞬読。

加藤陽子先生の、夫婦別姓に関するところで
「自然な多数ではない、不自然な少数による大きな力が加わって、切り崩されている」発言も、グッときました。

社会の中で明るみに出ていることは、
もっと小さな社会ではなおさらに起こっていることです。

音楽業界にも実はおかしなことがたくさんあって、
私自身はそこから少しでも距離を取ろうと思って、
こうしてどこにも所属をしない道を選びました。

でも何もしないわけではなく
自分を大切にしながらどうやって情報を発信していこうか、
自分にできる芸術活動はどんなことだろうか、自分の持っている力を最大限に発揮するための護身術には
どんなものがあるかしら・・・などと

いろいろなことを考えた年初めでした。

このブログには女性の読者の方が多いと思いますが
皆さんはどんな考えをお持ちですか?


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