チェンバロ伴奏 SOS

音大は出たけれど、チェンバロは体験した程度、
という方からSOSのメールが来ました。

趣味で古楽器の勉強している友人にチェンバロ伴奏を頼まれた、
作曲家はバッハ、とのこと。

バッハの伴奏は、
旋律楽器(ヴァイオリンやフルートトラヴェルソなど)
であれば、
通奏低音ではなくて
バッハが音符を書きおこしてくれているので
(ということは、自分の曲はこう弾いてね、とこだわりを持っている)
通奏低音の知識がなくても弾ける
(つまり、ピアニストも弾ける)
ということです。

お問い合わせの中では、
チェンバロのタッチについて不安があるようでしたが
そこは、ガチャガチャ弾かないように
心がけることで、楽器を壊す心配はないかな、と思います。

実際お聞きしてみて、
すごく注意を払って弾いておられましたね👍

もしかすると、これは
そのかたが「ピアノ科」ではなかったことが幸いしている、と考えられます。
ピアノ科の方がチェンバロを弾くと、
戸惑うんですよね・・・

見たがピアノのような形なのと、
音がピアノよりも半音低い、などの理由で。
私もそうだったので、よくわかります。

その方は、家に電子ピアノがあって、
チェンバロの音で練習ができていて、
相対音感なので、
そこも良かったみたいでしたね。

ただし1回のレッスンで、
プロ級のタッチは望めないので
チェンバロ貸しスタジオへ行って
練習して、本番までに
操れるほどではなくとも、
慣れるしかないかなと思います。

そうそう、バッハを弾く際に、
参考にすべきサイトがあるので、
こちらでもご紹介します。
以前もご紹介したことがありますが、
大切なことなのでまた書いておきます。

https://www.bach-digital.de/content/index.xed
バッハデジタルです。

古楽の人は、こういう文献を見て演奏するので、
「この楽譜って正しいのか?」
「こっちの版とあっちの版では、音やアーティキュレーションが違う」
などということが起こった場合には
手原稿が閲覧できる、上記サイトにアクセスするといと思いますよ。

弾けて、文献が読めたら、最高・・ということで
私ももっと精進します!

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