ひなまつりの思い出

3月3日のレッスンでは
女の子はみんな、なんだかソワソワな様子でした。

そうですよね、ひな祭りだもんね。
ちらし寿司やはまぐりのお吸い物などを
楽しんだご家庭も多かったはず。

私も、子供の頃、
2月下旬から、母と妹と一緒にお雛様を飾ったり、
3日には母が作ってくれた食卓を囲んで
そのあとにはひなあられをつまんだり・・

まだ節分の豆を引きずって
「歳の数だけ食べるんだ」なんて、言ったりしたものでした。

いくつかわかりませんが
おひな様と撮った写真があります。

中央に座っているのは水野です。
いくつの時かはちょっとわからないのですが。
今では想像もつきませんが
昔ははかなげな小さな子でした(笑)

7段飾りのおひな様は
亡き祖母が買ってくれたものです。

祖母の話はこちらも↓
【祖母の思い出】
https://naokomizuno-piano-cembalo.com/blog/8947/


母からの伝聞ですが
私が生まれた時に
祖母が「おひな様を買ってあげなさい」と
両親に5万円を渡してくれて
両親は二人で、私をおんぶしながら
町の商店街へ出かけて買ってくれたそうです。

私が生まれた昭和47年の5万円という物価はどんなものかと調べてみました。

郵便切手封書 20円
はがき 10円
銭湯入浴料48円
白米10kg コシヒカリ 2500円
標準米 1480円
食パン一斤 60円
新卒初任給全国平均大卒 48,600円
高卒 37,900円
中卒 31,700円
国立大学授業料36,000円

気持ち、というのは
到底お金に換算できるものではありませんが
祖母の気持ちや
おぶられながら一緒に買い物に行った両親の姿を想像するだけでも
胸に込み上げてくるものがあります。

どのご家庭にも、このようなシーンがあるのですよね。
私たちが大きくなるために
どれだけの人からの愛をもらって生きているのか・・・
そう思うと感謝の気持ちで胸がいっぱいになると同時に
人を育てるのは「愛」だな、と改めて感じます。

今、写真のおひな様は姪のところへ。

忙しい現代に暮らす私たちにとって
7段飾りを出すのはなかなか大変なので
今はおひな様とおだいり様のみを
お飾りしている状態ですが

妹の子育てが落ち着いて時間に余裕ができた時には
祖母をはじめ家族との思い出を語りつつ
一緒に用意ができたらいいなと思います。

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そうそう、3年前に「ひな祭りコンサート」を開催していました。
https://naokomizuno-piano-cembalo.com/blog/7582/

こちらのプログラムノートに、
簡単ですがひな祭りの語源なども記載しています。
よろしければこちらも合わせてご覧ください。

ではまた。

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